幸せの平和のピースリーフの模様で、校舎は色華やかになりました。今日も、パパさんは、校舎のいろいろな面に、ピースリーフの絵を描いていました。教室の中には、遠くの県から引っ越しをして入学してきた生徒がひとり、スタッフさんと算数の勉強をしています。お母さんが仕事を探している間、他の生徒はいませんが、預かっています。

 今日は、横田 滋さんが亡くなったとニュースで流れていました。

40年もの長い月日を娘さんの北朝鮮からの救出にかけた人生でした。突然、我が子が目の前からいなくなる。それも、他の国へ拉致された我が子。いることが分かっていても、国の大きな壁がどうしようもなくそびえたっている悲しさ、難しさ・・どんなにか辛かったでしょう。どんなにか会いたかったでしょう。親と子がこのような形で引き離される「国」の計画での誘拐、拉致、娘に一目会わせたかったご家族の想いが痛いほどわかります。愛していても会えない、無情な非情な中で、亡くなった無念さ、理不尽さの父親にどうしてあげることも出来ない無力さを感じます。

 ゆずりは学園には、多くのシングルマザーがいます。みんな、すごく頑張っています。子どものことを一生懸命支えて、頑張っています。今回のコロナの件で、雇い止めされた保護者もいます。

 通信制高校には、支援されない制度もあります。「働いているから」「もう自立しているから」・・いいえ、公立も私立も通信もみんな同じ高校生なのです。それだけは、知っておいてくださいな。

 生活困窮者の人たちに、国からの給付金を受け取ってもらう対策の空き家改修工事して作る「ゆずりはハウス」。

これも、多くの行政への働きがけをしないと動かないでしょうね。

横田さんのような、北朝鮮という国に対する要望よりかは、はるかに手に届くようなケースだとは、思いますが、それでも、多くの情報からも遠い存在の生活困窮者の人たちへの支援も難しい課題はおおくあります。

 パパさんのお金をかけない校舎のアートは、次は校舎周りを飾るあけびとのコラボへと、移りました。

どうぞ、世界も日本もまた子どもたちにも、平和な日々を取り戻せれるようにと祈ります。