今、私たち、ゆずりは学園が新しい居場所をもうひとつ作ろうとしています。30年間学校現場にいました。
不登校の生徒が増え始めた12年前にこの子どもたちの居場所を作りました。高校中退の生徒の高校卒業、その後の進路を支援しています。多くの家族を支援しています。家族を取り戻す支援をしています。それでも不登校の数は昨年中学生の不登校6093人、小学生の不登校は1644人です。統計上です。実際はもっと多いのです。高校中退からのひきこもり、大学中退からのひきこもり、会社に入っても辞めてしまって、そこからのひきこもり。ひきこもりの発生年齢は8歳、いや6歳のケースも報告されています。
これは大きな社会問題です。ひきこもりの人々は結婚しないケースが多いのです。本来ならば結婚して家族を作って、日本を支える若者が、親に頼らざるを得ないのです。少子化大臣がこの問題に当たるのが本来なのですが、不思議な疑問だらけの今の日本です。きちんと道を見据える人が、早く軌道修正しないと日本という国が、浮島の上に立つ国のようになってしまいます。子どもたち、若者、その家族を支える拠点作りを進めていますが若い、そして理解ある人々の協力が欲しいです。16600世帯への支援は多くの若者たちの力で、少しでも前に進み、家族の再構築、若者の社会参加への一歩になるとうれしいです。