このようなことは、初めてのことでした。ある市の民生委員児童委員の方々の訪問でした。トトロの民家を見て、三河湾を見ます。今日も、暖かい日です。
次はゆずりはの森の見学です。キリンも見に行きます。
30分ほどの見学の後、高校生キャンパスで、次回の民生委員の方々に、何をテーマに話すのがいいかなどの打ち合わせに入りました。
ふと、その打ち合わせで、「潮風の電話」の言葉が出た時、みなさん全員がカバンから「海と森に囲まれたもうひとつの学校」ー発達障害の子ども達にも寄り添ってーの本を出されました。
いじめ、不登校、ひきこもり、教育現場に想う、家族問題と向き合って・・・・
20年間のまとめとして、出版した本です。書店で求めて、持って見えました。このようなことは、本当に初めてのことでした。
不登校から引きこもりの連鎖を止めなければ、なりません。
この本は、そのことを意識して書きました。一番読んでほしいのは、学校現場の先生方です。
次に読んでほしいのは、子育てに苦しんでいる保護者の方々です。
でも、その学校現場の先生方は、書物を買うことが本当に少ないのです。
ゆずりは学園にも、このごろ多くの先生方が見えます。
しかし、本を買い求める先生は、本当に少ないです。なぜなのかはわかりません。
不登校は先生が作ることもあると、私が言っていますので、もしかしたら、読みたくないのかもしれませんが。
学校現場を退職して、設立したもうひとつの学校で、多くの子ども達、家族、青年と出会いました。
素敵な子ども達でした。素敵な家族でした。子ども達が、もう30代、40代、そして、新しい家族を持ち、
社会の中で活躍しています。会社の社長になっている青年もいます。
ゆずりは学園は、社会に自立するまでの居場所です。
また、もうひとつびっくりしたことは、箱庭療法を日本に持ち込まれた河合隼雄先生のことも、よく「勉強されている民生児童委員の方々だったことも、びっくりです。
現場の先生方の中でさえ、河合隼雄先生のことを知って見える方は少ないです。
7月に訪問されるとのこと、すごく楽しみです。大型バスも十分停める場所はあります。
卒業式まで、あと少しになりました。