「生きていて何が楽しいですか」といつも言っていた少女がいました。その少女にどう答えていいのかわからないうちに、その少女は私の住む世界から違う世界に旅立っていってしまいました。
昨日、ひとつの家族の会に参加してきました。
外に出ることを拒み、家で昼夜逆転の生活をして、夜は起きていて、ゲームしたり、仲間と夜話し、笑ったり・・ご飯も家族と食べなくなり、子どもが何を考えているのかわからない、また子どもは自分の想いをなぜ家族は理解してくれないのかと、家族を殴らない優しい子どもは、部屋の壁を殴り、自分でもどうしたらいいのか解らず、苦しんでいる。自分を殺し、いつもがまんしている子ども達。そしてそんな子どもを見て、どうしたらいいのかわからない母がいる。
なぜ、こんなにも学校に行きたくても行けない、外に出たくても出られない子ども達が多くいるのでしょう。音がこわい、においが気になる、触られるのが苦手、友達との会話が続かない、他人の目が気になる、そんな感覚が優れている子ども達がいます。自信がないと言います。本当は、とても素敵な才能なんだけどね。あいまいな言葉が分からないために、「きちんとしなさい」「しっかりしなさい」なんて言われても、どこまでやれば「しっかり」なのかわからないと言います。「どう思うのか」という質問には、どう答えていいのかわからないから、答えるのに、時間がかかってしまうよね。新しい環境が苦手でも慣れると大丈夫だから。
1日学校を休むだけでも、悪いと思ってしまう。真面目がまた苦しむ原因になるのですね。
夜、ゲームでつながる仲間がいることはとても大切。長く続けていると、目の黒目の筋肉が固くなると斜視になってしまうから、目を右、左と運動させておいてね。夜の世界も大切。明るい日中だとまぶしくて目が明けられない子どももいる。生きていて楽しい世界が見つかるといいなあと思います。