2020年からのマスク生活、コロナ過で過ごしてきた。
入学式から始まって、学習も遊びも修学旅行もずっと満足にできず、マスクの中に、自分たちの気持ちを閉じ込めて、3年間を過ごしてきた子ども達。卒業式もマスク付き、駐車場での式です。
高校という生活に、いつも何かが不足してきた日々。
一緒に笑ったり、遊んだり、思い切り考えを述べたり、ぶつかったり、成長していってほしい時に、コロナ過でずっと我慢してきた子ども達。
小学校で修学旅行に行けなかった子もいます。
中学校で修学旅行に参加できなかった子もいます。
ゆずりは学園も、今年は大阪ユニバーサルスタジオジャパンに修学旅行を計画、行きました。全国支援もありました。お土産も変えました。でも、みんなでゆっくり宿泊しながら、子ども達同士で遊んで、話して、時間を共に過ごすことはできませんでした。
思い出を作ることが出来ないまま、高校生活を終わろうとしています。
学園祭、スマホ・ネット依存症からの脱却プロジェクトに参加した生徒もいます。反対に、コロナ過で参加を怖がった生徒もいます。自然体験の重要性は確信しました。体験学習の大切さも確信しました。でも、まだ何か心から、子ども達が自分たちで動く場が足りないように思うのです。
マスクの中の子ども達の心の声を聴きたい。
外は冷たい、寒い風が吹く海の見えるゆずりは学園。
このクリスマスイブに、何か明るい灯をともしたい。