今日はスクーリングでした。通信制の生徒は、1年に一度それぞれの教科のスクーリングをします。私たちの学園の生徒ではない子ども達のスクーリングもします。今日は英語と書道と情報のスクーリングです。エアコンの効いた教室で授業です。
ゆずりは学園から徒歩3分で、三河湾があります。流木もいっぱいあります。過日の学園祭では、流木は飯盒炊飯に使われました。でも、今回はその流木を使ったアート作品がウッドに並べられました。生徒さん達の「かわいい」という評価は、流木を枠で使った黒板だったり、風で動く流木の置物だったり。寄せ植え作りの鉢花では、一つの鉢が見事に変身していました。多くの建物を設計してみえた人が、ゆずりは学園でもこうした作品を生徒さんが作りたいと言われるなら、応援しますよと言ってくださいました。台風の後の砂浜は、多くのアートに変身する流木があります。
子ども達の才能は、無限です。だれがどのような才能を持っているのか解りません。成人式の市役所から届いたはがきで、自死した青年がいます。東京にある専門誌で、1位と3位を取ったアートとも言える作品を、喜んで私のところに見せにきた顔は、本当にうれしそうでした。その世界に進むことを伝えると、「いいえ、1位を取ることが目的だったから、もうこれでいいです」。
才能があっても、その才能を認めてくれる会社があっても、「人に命令されて、注文されて作ることは嫌」と言う人は多くいます。自分で勝手に気分に乗ったら作る。それが芸術なのだとわかりますが、それでも自死させてしまったことは後悔ばかりです。
宿題のない夏休みがあればいいのに。読書感想文で多くの子ども達が苦しんでいます。自分の気持ちもわからないのに、他人の気持ちなんてわかりません。悲しいも切ないもよくわからない子どももいます。葬式でなぜ人が泣くのか、わからない人もいます。
人はみんな違っていいと、個性はだから素敵だと一人でも多くの大人が分かってくれると、子ども達は救われます。死んでいい命はありません。