第17回の入学式が終わりました。
やや寒い日ですが、海からの風もなく、
生徒会長の「ゆずりは学園で、自分の意見を言えるように
なりました。5月には生徒会の企画で、社会見学に行きます。
自由参加ですが、来てください」
と言った、発表が何よりすてきでした。
午後、ゆずりは学園に通う小学生の学校から電話がありました。
その中で、公立の小学校、中学校のすべての子どもに配布された
タブレット端末の話題が出ました。
「いただけるのでしょうね」と私が聞きますと、
「学校に置いてあります。当然彼女のものですが、学校で使うのですから。
家に持ち帰るのは、決まりがあって、長期の持ち帰りはできません。」
「一人に許すと、みんなが持って帰りたいというと困る」と言った内容です。
この児童は、今は学校には行きたくないと言う状況です。
タブレット端末に、筆順アプリを入れたいと言いましたら、
「勝手に入れてはいけません。」
そうなんですね。漢字を読めても、書けない子はいるのです。
面白く興味がわく、形での漢字への興味付けも、考える余地なく、
あっという間の結論です。
せっかくいただけるタブレット端末。学校に行けなくなった子どもには、
それを使用する機会さえないのですね。