7月28日、通信制の高校の説明会をしました。約200名くらいの保護者・生徒が来ていました。

そうした時間で、いつも私が言いたいことは、「高校に無理していかなくてもいい」「苦しむなら行かなくてもいい」「学校ではなく、楽校なら行ってもいい」「通知表という子どもを数字で表すことの虚しさ、悲しさ」「通信制高校は授業料が必要」「多くの自然環境の大切さ」「体験型の大切さ」です。

私の高校は、通信制です。公立の高校は無償です。通信制高校は、授業料が必要です。私のキャンパスにも、本校にも生徒は授業料を払わなければなりません。全体説明会が終わりますと、多くの保護者、生徒が定時制高校のブースに流れていきます。授業料が本当に安いのです。母子家庭の生徒が多いです。生活保護の家庭も多くなりました。だから定時制の高校は、大切です。そして入学は狭き門になります。定時制高校を不合格になって、家にひきこもる生徒も多く見てきました。何年か経って、やはり高校卒業の資格が欲しいとゆずりは学園に来る子もいます。同じ高校生でも通信制の生徒には、公立ほど厚い支援はありません。

 イタリアの記者が言いました。「ゆずりは学園に通っている生徒、ゆずりは学園を知った人は幸せですね。日本では多くの生徒が不登校になっている。始業式で死んだり、新学期で死んだり、成人式で死んだり、イタリアにはそうした式はないから、式が一つの問題かもしれませんね」

この間の中日新聞で「100名の目撃者」のいじめ問題が掲載されていました。

 「先生に殺された、学校に殺された」いじめは多いのです。潮風の電話の少女も、学校の先生に殺されたと思っています。「なんというわがままな子でしょう」という先生の言葉に殺されたのです。精神的にも経済的にも子ども達は苦しんでいます。

子ども達、生徒が苦しんでいる夏休みです。死んではいけません。フリースクール、通信制高校の授業料の軽減に、ゆずりは学園への寄付を依頼する自販機の設置計画を始めました。多くの人々の支援が欲しいです。子ども達を、自殺させないためにも多くの対策が必要です。