長く子どもたちと話してきた。青年たちとも話してきた。学校に行きたくてもいけない。集団の中に入っていきたくても、入れない。友達と話すのに、疲れる。ではどうすればいい?このかなり膨大な不登校の子ども、生徒が中には、かなりのパーセントで家にこもってしまうのです。大事な時期なのです。学校現場で、もっともっと不登校を減らす努力が欲しいのです。現場の教師なら、できることが多くあります。学校で不信感を親や子どもに与えてからでは遅いのです。信用している先生なら、子どももついていきます。決してドアの向こうには隠れない。

 家族が機能していないケースが多いです。学校も機能していません。でも子どもたちは毎日、息をひそめて生きているのです。どうすればいい?誰が動けばいい?行政?行政に頼っていたら、即決できる機関ではないのだから、無理でしょう。誰に責任を求める?難しいでしょう。もうこの10年以上、多くの人々が頑張っているのです。それでも難しいのです。誰かが責任を取ることも出来ないのです。親を責めてはいけません。学校を責めているだけでも、解決にはならないのです。もっともっと多くの大人がこうした子どもたち、若者の心の中を理解してほしいのです。出来るところから始めるしかないのです。発達障害の理解は本当に難しいけれど、かなりの速さで多くの人々に周知してもらえれば、かなりの数の不登校は減らせると思います。