努力しても、どうしても覚えられないのです。漢字も画数が多いと難しいと言います。数学・算数の掛け算も苦手です。
数字は特に嫌だと言います。でも、レジ打ちは出来るようになる人もいます。覚える回路があるように思います。
脳科学の世界で、もっと開発が出来るといいなあと思います。覚えられないのです。努力しているのです。
怠けてはいないのです。授業中落ち着かないです。嫌なことをずっとさせられているから、だれでも嫌になります。
特別支援学級に勧められるケースが多いです。特別支援に通うだけで、卒業後の進路もそうした世界に行きます。
私のところに、相談に来た青年が、新しい世界に興味を持ち、面接に行きました。
すると、「知的障害者は雇えない」と言われ、戻ってきました。
これは、大きな問題です。誰でも得意・不得意はあるのです。
ましてや、一人の青年の短い面接時間に、決めつけたのは大きな差別問題です。
「社会は知的障害者には冷たいですか」と聞かれました。本当に、日本はそうだと思います。
反対に、文字を見るだけで、漢字を何回も書かなくても覚えられる人もいます。だから、学校生活で
ノートに100文字書く宿題を嫌がり、ノート提出が出来ず、先生から「怠け者」の烙印を押され、学年が上がっていく
時の、教師のメモ欄に「提出物が出来ない」と書かれ、次の新しい先生はそのまま「この生徒は・・」と言うことになり
「やる気がない」「努力しないけど出来る」「テストはできるが、提出物が悪い」・・結果通知表の数字は悪くなります。
記憶力がいい生徒には、その生徒への対応が必要だと思います。まだまだ全国で、覚えられるがために苦しんでいる
生徒がいます。