階段から落ちたとの理由で、仕事をキャンセル。
今回の会社は4つ目でした。
その日の午前中、担当の係りの人がゆずりは学園を訪問。
部屋に入ってもよいかの許可を取りにきました。
会いたくないと言っている本人。
しかし、会社で働く気があるか、確認したいと部屋に行く担当者。
部屋は、電飾でギラギラ。昼間でも電気はすべて点いている。
パソコン、ゲーム機、テレビ、そして部屋いっぱいに飾られた電飾。
階段から落ちたのはうそだったことがわかりました。
前のバイトもすべてうその理由ばかりでしたから。
12月の2日間の欠勤は発熱、気分が悪いの体調不良。
1月の最初の勤務。朝5時。「階段から落ちて、かなり痛い。病院に家族に連れて行ってもらう」との会社へのメール。
大きな会社でしたね。すぐ直接確認に来ました。
30分ほど経ったでしょうか。
「退職届をもらいました。彼は働くことは難しいと思われます」と一言。
「こんなケースはほかにも多いです」の一言も。
朝は早いから苦手。夜は暗くて怖い。工場は苦手。せかされるのがいや。
人に命令されるのはいや。注意されるのはいや。どの仕事も1日で辞めてしまう。
ゆずりは学園の支援は、彼を本当に支援しているのではないという現実。
「腹が減った」と私の部屋をのぞきます。
インスタント食品を渡しました。
でも、こんなことでは、彼の本当の進む道にはなっていないです。